皆さん、こんにちは(^^♪
春日市、那珂川市、福岡市南区の境い目、新幹線の博多南駅から徒歩8分の事務所で
遺言書作成などの「終活」サポートや、建設業許可申請のサポートを中心に業務をしております
行政書士のなかしま美春です。
2018年9月8日、出身高校の宮崎県立都城泉ヶ丘高等学校のOB/OG会である
「福岡義友会」総会にて、「終活」について講話をする機会を頂きました。
総会で使う「式次第」は、K先輩が毎年毎年、味のある字で書いて下さいます。
30分という短い時間でしたが、会場にいらっしゃるどなたにも
絶対に関係がある「終活」について、行政書士の立場から
重要なポイントをお伝えできたのではないかと思います。
当日は、次の【1】~【4】の流れで進めました。
さぁ!終活をはじめよう!(^^)
【1】「終活」って何?!
【2】「終活」って具体的には何するの?!
【3】「終活」のメリットと注意点
【4】そして、最後、まとめ
セミナーでは・・・こんなことを話しました。↓↓
★「遺言書」と「エンディングノート」の違いと、それぞれの活用方法
★芸能界のおしどり夫婦 中尾彬さんと奥様の池波志乃さんが行った終活をまとめた本「終活夫婦」を紹介
★実際に私自身が作成した、中島美春自身の自筆証書遺言書をスライドに投影
★お客様の作った遺言公正証書をスライドに投影
(もちろん、お客様に了承を頂いた上、個人が特定される情報は黒塗りにしています。)
★全国の家庭裁判所で争われた遺産分割事件の統計データを紹介
(平成28年の統計データによれば事件の75%は遺産相続が5,000万円以下で、そのうちの30%の遺産総額が1,000万円以下の事件となっています。)
★乗らない車の処分・不用品の処分のススメ
★ご自身が亡くなった後に、ペットを任せることができる団体の紹介
★「自筆証書遺言書」の民法改正について紹介
(自筆証書遺言の方式緩和、法務局における自筆遺言書の保管)
★「終活」のメリットと注意点
・・・等をお話させて頂きました。
30分の内容全部をここでご紹介すると長文になりすぎますので
まとめ部分の「「終活」のメリットと注意点」を紹介します。
《終活をするメリットは??》
持ち物も気持ちも整理することができるので、残りの人生を前向きなものにすることができ、残された家族の負担を減らすことができる。
不用品を処分して、身の回りを整理することによって、今の生活も暮らしやすくなります。人生を振りかえり、
これまで自分に関わってくれた人に感謝することで、今の生活がより充実したものに感じられ、やり残したことがわかり、もしかしたら「終活」が新しいことにチャレンジする「きっかけ」になるかもしれません。
そして、何より、エンディングノートや遺言書を作っておくことで、残される方がスムーズに相続手続きを行うことができるので、家族の負担を減らすことができ、残された家族にも感謝されます。
《終活をするときの注意点は??》
《注意点》①
「エンディングノート」(法的効力なし)と「遺言書」(法的効力有り)の違いをわかった上で、
それぞれを活用する。
例えば、財産の分け方について、エンディングノートに希望を書いても、
亡くなった後に法的な効力がありませんが、一方遺言書に財産の分け方を書けば法的な効力があります。
《注意点》②「終活」は一人で行わず、家族や知人と一緒に行う
自分だけで判断して「自分の想い」を残すと、内容によっては残された方が困ることがあります。
例えば、遺骨は海に散骨して欲しいと、いくらご本人が希望されていても、
ご家族にとっては、受入にくい事かもしれません。
ご自分の希望と残される方との希望が大きく違う場合もあると考えた上で、
家族や知人と話をしながら終活を進めていくといいですね。
また、エンディングノートと遺言書を作っていても、そのことを家族や残される方がその事を知らなければ、
せっかく作っても意味がありません。
エンディングノートや遺言書を作っていることを家族に話しておくことも大切です。
では、この「終活」ですが、いつからはじめたらよいと思いますか??
「「終活」いつやるの?」
「今でしょ!」
ちょっと古かったですね。
どうしても「終活」というと70代80代、それ以上の年代の方がやるものだと思っている方も多いと思います。
でも「死」は誰にでも平等に訪れます。若い世代の人にもぜひ家族や大切な人に残しておきたいこと、
伝えておきたいことを考えてみて欲しいと思います。
また遺言書がつくれるのは判断能力があるうちだけです。
ひどい認知症になってしまったら、もう遺言書は作れなくなってしまいます。
手遅れになる前にぜひ先延ばしせずに、これから自分らしい人生を生きるためにも・・・
皆さん、「さぁ!今から終活をはじめてみませんか?」
ご清聴ありがとうございました(^^♪
《講演後、届いた感想・質問》
★「終活」やらなきゃいけないと思った。
★「終活」、「終活」とよく耳にするけど、あまりよくわかっていなかったが今日の話を聞いてよくわかった。
★「終活」やらなきゃマズイと思った。
★「終活」自分には関係がないと思っていたが、違うと思った。
★親に「終活」をさせたいけど、どう進めたらいいのかわからないのでコツがあったら、教えて欲しい。
「親に「終活」をさせたいけど、どう進めたらいいのかわからないのでコツがあったら、教えて欲しい。」
この質問についての回答は、また後日ブログでもご紹介できたらと思っています。
春日市、那珂川市、福岡市南区の境い目、新幹線博多南駅から徒歩8分の
なかしま美春行政書士事務所では遺言書作成のサポートを行っています。
どうぞお気軽にお問い合わせください。(^^♪